Hate You

2004年4月23日 音楽
Brett Gurewitzが一時Bad Religionを脱退していた時期に作ったシングル。DAREDEVILSというバンド名義ににはなっているが、実質ソロと言って差し支えないだろう。
先日レヴュウを書いたGreg Graffinのソロとほぼ同時期(前年)、聴く前に予想していた通り、趣きはかなり違う。そして、「BRとは全く違ったタイプの音である」という点においては、Gregのソロと同じ。Brettは曲を書き歌いギターを弾いていて、もうひとりのギターは現在「パイレーツ・オヴ・カリビアン」なんかの監督をやっているゴア・ヴァービンスキー。その意味でも貴重な一枚

・・・なぁーんてね。真面目ぶっても続かない。だってやっと入手出来たんだから。
イントロに続いて耳に最初に飛び込んで来た声に即KO!いやぁ〜ん、カワイスギーー。今から8年前、だからこんなに声が若いのかしらん。それでも充分30半ばではあるが(笑)。
タイトル曲のHate YouはBR脱退の理由にもなった、Jay Bentley(B)との確執から作られたそうだが・・・アタシにも聞き取れる歌詞って辺り。「誓ってもいい もう行き違いはない でもオレは今もおまえが嫌いだ」で、ジャケットにはカミソリ、釘、ナイフ、ピストル、墓石・・・アンタは子供か、と。どう考えたってJayの方が性格よさそうで、そうでなくてもBrettは当時ドラッグ中毒で、こんなことやっても自分のマイナスにしかならないのに。EPITAPH公式のファン・レヴュウでも見事に低得点。いや、これを未だにプレスし続けて、なおかつページを保持しているEPITAPHはすげぇ・・・って、本人が社長だけどさ(笑)
http://www.epitaph.com/bands/index.php?id=59

でもそういう背景はホント、どうでもいい。Brettのヴォーカルが聴けるだけで。
以前から「21st century(digital boy)」とかで数小節歌っていたあの声で2曲。しかも曲調はBRよりもポップで、昔のアイドルバンド路線・モンキーズ辺りのテイスト。特にカップリングの「Rules,Hearts」はそれが顕著。私はNick Loweを思い出した。Brettもこっそり若白髪だしね(笑)。
上手いか下手かで分けたら、「決して下手ではない」部類。だけどちょっと高めで甘ったるい声が、秀逸なメロディラインを歌うだけで胸がキュンとします(はぁと)。2曲目の頭でちょっぺしセリフっぽい入り方をして、それが普段の話し声と全然違うのもいとおかし。
いい曲を書きいいギターを弾く人は、やはりヴォーカルにも味があるなと納得した次第

いつかはフルのアルバムが聞きたいにゃー・・・と叶いそうもない願いを抱く。社長でソングライターでギタリストでプロデューサーで別にプロジェクトもやってて(ERROR)、そんな暇ないよね。
そのお楽しみは老後に取っておこう。Brettがどんなオジサンになるのか見届けながら。愛してるぜ!
Daredevils CD Epitaph 1996/05/10 ¥812

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