モンスター

2004年9月29日映画館で見た映画

はい。ということで今日は午後からモンスターを見て来ました。
なんだろね、どなたかの感想にあったけど、実際のアイリーンの壮絶な生い立ちをもうちょっと描き込めば殺人に説得力が出たんじゃなかろか。ただ金のためだけじゃなかったっていう部分を強調して欲しかったかな、と。
ストーリーとしてはごくありふれてるので、それこそボニー＆クライドやテルマ＆ルイーズや、ちょっとマニアックにボウイ＆キーチでもいいけれど、そういうパターンにギリギリのところでならなかった点は誉めてやる（偉そう）。だけど如何せん弱い。もっともっと暗くエグく出来たろうに。何でこんなのがPG15なんだ？残虐シーンよりも性的なネタのせいなんだろうが

シャーリーズ・セロンの映画はちゃんと見たことがないので、「変身がすごい」と言われてもピンとこなかった。シミだらけの顔も出っ歯もメイクだって予備知識がなかったらわからなかったろうが、背中や脇に肉がダブついた裸は衝撃的だったなぁ。なんかリアルで。
ここまでやったのはホントに凄い。でもなぁ。誰かいたんじゃないのかなぁ、素でこの役が出来る女優が。オーバーアクトなのはさほど気にならなかった。いそうだもん、こういう女

クリスティーナ・リッチはですねぇ、うーん、可愛いんだけどさー。実在の彼女は美人じゃなかったそうですが。だったらもっととことん、子悪魔にして欲しかった気もするんですがー。うーん、オレはそそられなかったなぁ。Take care of me!…口説き文句にもユラッともしなかった。タイプじゃないこともないんだけどさ（もごもご）

まぁね、猟奇マニアですから実際の話は知ってて予備知識もあって、だからどうしてもアッサリ感が残念だぞ、と。それでなくても、荒みたくて泣きに来てるわけでしょ、アタシ（笑）。もっと同情出来るかな？と期待してたんだけどね、「裏切られてカワイソウ」って号泣したかったんですよ。そもそも、何故リーがセルビーにそこまで惚れたのかがよくわからない。逆も。決して利用してやろうとかいうんではなさそうだし。
結局、私はリーにもセルビーにも惚れられなかった。同情も出来なかった。以前この事件をとあるサイトで知った時の衝撃には勝てなかった、ってことですかね
http://www.gaga.ne.jp/monster/