金曜日までシネマラソン!(タイトル変わっちょるがね)、今日は朝から出掛けてまいりました。
まず1本目は「今年度アカデミー作品賞候補作全部見まショウ第四弾(企画多杉)」、いとしのジョージ・クルーニー監督作であります。
モノクロの画面に極力BGM抜き、時折入る女性ジャズヴォーカルがステキ♪
そして何よりステキなのが、当時の男たちの出で立ち。短い髪をオイルで撫でつけ、襟の小さい白いシャツに、二つボタンの上着。あぁ、なんてオイシソウ美しいんでしょう。元から老けて見えますが更にいい具合に老けてますよ、クルーニー。それがまた、激しくソソりやがるぜこんちくしょう!!
ディヴィッド・ストラザーンの渋さもイイわー、ロバート・ダウニーJrでさえそれなりに見えますもの。ポマード・マジック!!

肝心の内容は正直、ちょっと期待外れ。
もっと激しいバトル想像していたのですよ。実際の記録フィルムとの映像としての差は感じなかったけど、やはりドラマとホンモノのテンションの違いはいかんともし難く。
それ以上に、当時(から、今も、なのかもしれないが)のアメリカの矛盾が腹立たしい。簡単に「赤狩り」という言葉で片付けてしまうけれど、「共産党のシンパであること」でさえ法に触れるというのはおかしいんじゃないか。個人の思想を捻じ曲げるのが自由の国のすることか。
物語の登場人物たちが戦っているのは、その一歩手前の、確証もなく「赤呼ばわり」されること。姉がシンパだというだけで解雇されるのは異常だ。でも、本人がそうだったら?それでも彼らは危険を冒してでもニュースで取り上げたろうか?

冷戦の結果の過敏な反応だと、今だから言えるのだけれど。
なーんだ、戦前の日本と同じじゃーん。丁度今、戦後のGHQ占領下の本を読んでるので、本国ではこうだったんだー、と参考になりました
DVD ジョージ・クルーニーによるこの監督2作目は、彼の父親がテレビ業界にいたこともあって、念願の企画であった。1950年代、赤狩りによる共産主義排斥が進むアメリカで、その急先鋒に立つマッカーシー上院議員を訴えるニュース番組を作る苦闘をみつめた骨太ドラマ。実在のキャスター役、デビッド・ストラザーンの名演もさることながら、本作…

実際のフィルムの音の悪さに合わせてだろうか、セリフの声がビリビリいって耳障りわろし。
なんか、散々クサしてますが、悪くはなかったんですよ。ただちょっと期待し過ぎただけで。
映画と言えば120分がスタンダードな昨今、90分でまとめてみせた潔さは激しく評価するものであります。
いつもは濃厚なクセして、あっさり淡泊。このダイナミクスに翻弄されますのよ

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索