前作は筆者の思い入れが過剰で突飛で、読んでいて非常に不愉快であった。にもかかわらず面白くて仕方がなかった。己の下世話さにもう一度向き合うために続編を…などと言っては、同じ穴のムジナではないか

この事件が何故こうも人を引きつけるのか。
そこに自分を見るからか、目を背けたくなるほどに不快だからか。
いくらでも言い様はあるけれど、読後の気まずさといたたまれなさが、私の場合の理由ということにしておく
ISBN:4101316341 文庫 佐野 眞一 新潮社 ¥620 昼は一流企業のキャリアウーマン、夜は渋谷・円山町の売春婦という2つの世界を生きた女性が何者かに絞殺されたのは1997年の3月だった。この事件の一審判決までを描き、大きな反響を呼んだのが『東電OL殺人事件』で、本書はその後を受けたものである。 <p> 一審で無罪となったネパール人被告は検察の要請により再勾留、控訴審では…
同じく殺人事件を取り扱い、犯人の側に寄り添いながら、『冷血』と対極にある作品。
それゆえに私の反応も、ということで

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