東ドイツという国は、旧ソ連以上に馴染みのない謎の国という印象があったのですが。
80年代半ばの国家機能が腐敗しきった、正にベルリンの壁崩壊直前のお話。きっと今でもこんな状態の国は、世界中にいくつもあるのでしょう。クワバラクワバラ

不勉強なものでドイツ映画はまったくと言っていいほど見ていないのですが、いきなり見知った俳優が出て来て驚いた。先日見た『ブラックブック』に出ていた人。
それで改めてあの作品と比べてみると、やはりあちらは良くも悪くも娯楽性が高い。それは監督のせい…ではないかと、私は思うのですが

人間性の快復というか、主人公が正義に目覚める瞬間が、ほんの些細なことなのだけれど、見ているこちらの胸にもジーンと来て、納得。
『ブラックブック』ほどスリリングではないけれど、この先どうなっちゃうんだろうと、自分も含めて、人間の良心に縋りたくなりハラハラしどおし。
で、最後のセリフで全てが報われるという…地味ながら、ずっしり見応えのある作品でありました

これが受賞ってことで、アカデミー賞も捨てたもんじゃないな、と見直しました。でもやっぱ『ディパーテッド』の作品賞は納得行かないけど(笑)。
納得行かないといえば、このドメインも!http://www.yokihito.com/

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