この映画はかなり評価が分かれるだろう。
つまらないというよりも、全然笑えない。いくら松本人志が優れたコント作家であったとしても、映画監督の彼にそれを求めるのは、筋が違うと重々承知のうえで。
一方でこの映画を褒めるのならば、確かに今まで(少なくとも私は)見た事のない類の映画である。その一点においてだけは、唯一無二である。
…でも、笑えないんだよな〜。密かに笑いを求めて行った己の矮小さに苦笑はしても(笑)
DVD 松本人志監督第1回作品として超注目を集めたこの作品。とにかく内容などを一切知らせない方法で宣伝活動をしてきたが、正直、それは大正解だった気がする。というのもカンヌ映画祭に集まった欧米の記者は知らないが、これまでの松本監督の“笑い”に触れてきた人にとってすれば、この作品はそれほど“珍しい”ものでも“驚愕”のものでも…

ストーリーの設定は興味深いし、こっそり忍ばされた小ネタにクスッとはしたけれど、それっきり。
そして中盤から作品のトーンが変わって来て、吉本の芸人が出てくれば必然的にこちらの頬も緩むが爆発に至らず…一番笑えたのは、エンドタイトルの下でやってたコント。『ごっつええ感じ』が帰って来たかのような、独特の間、セリフ。延々アレで二時間でもよかった、個人的に

知ったかぶりして褒めてもバカみたいだし、「全然わかんなーい」とゴネればホントのバカだし。
張り巡らされた地雷を踏むも抜けるも、全て監督の思惑だなんて、悔しいから言ってやらん!

因みにコレ、先週の興行成績5位なんですけど。
4位が『スパイダーマン3』で、6位が『ゾディアック』…みんな大丈夫か?笑えたか?怒ってないか?ま、これも経験だと思って!(と自分に言い聞かせる)
http://www.dainipponjin.com/

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