大昔に見た、我が青春の一本。
この映画だけはビデオもDVDも出てなくて、どうしても見られない幻の作品となってしまっていたのを、今回ぴあフィルムフェスティバルの招待作品ということでめでたく再映となった

残念ながらフィルムの状態が悪く、肝心の歌が数ヶ所で飛び飛びになってしまっていたが、映画そのものの素晴らしさは少しも色褪せていなかった。
キース・キャラディンの匂うような色男ぶりや、ロニー・ブレイクリーの歌姫、夏のナッシュビルを更に蒸し暑く感じさせる選挙カーの声。
グゥェン・ウェルズの調子っぱずれの歌に場内爆笑が起きたが、その末路を知っている身としては笑う気にはなれず。そーいやこの頃はまだクリスティナ・レインズと…とか周辺エピソードを思い出したり、また、笑っちゃうくらい若いスコット・グレンとジェフ・ゴールドブラムにしみじみと年月を思い知らされたり。
まさかこの歳になって、こういう状況でこの映画と再会するとは…我が越し方を思い、そしてアルトマンはもうこの世にいないのだと改めて思うと、結構ズシンと胸に来るものがありましたよ

同じような思いのファンが多かったらしく、チケットは売り切れ。
台風の中キャンセル待ちも出て、場内は妙な連帯感(笑)に包まれて、映画の終わりには拍手も起こるという近年珍しい体験をいたしました。
あぁ、それにしてもDVD出ないかしら。いや、この映画はまだ、特別のままでいてもらった方がいいのかも…千々に乱れるファン心理

25日はレイトショーだからハナから予定に入れてなかったが、ソールドアウトと聞いて、急に行きたくなったりして。どーする??!
http://www.pia.co.jp/pff/festival/29th/invitation/altman.html

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