これはねぇ、青春真っ盛りの若い人が見てもいいと思いますが、親世代が見ると、己の昔と今を思ってとてもいたたまれなくて、心がギューっと来ますよ

その当時は悩んで苦しくて、でも大多数の人間は流されてしまうものです。
だからこの主人公には共感と賞賛と羨望の入り混じった複雑な思いを抱いてしまった私ですが、ふと、「各成分の比重は、年代によって変化するのだろうな」と思いまして、そこで改めて過ぎ去った日々の遠さをまざまざと

一番冷静だった妹、あれは彼女の性格もあるでしょうが、やはり女性であることが大きかったような。男の子は悩んで冒険して挫折して抜け出そうとするけれど、女の子は強かに自分の中で折り合いをつけていくものなんじゃないか…と、あまり女の子っぽくなかった自分をまた振り返り

両親との確執については、傍から見たら大したことじゃないんだけど、当事者にしたら最大の問題点だというのは、こちらも大変身につまされてよくわかる部分。
ただ、この年齢になって初めてわかったことなのだけれど、親は子が思うほど深刻でなく、逆に子は、親が思うよりも追い詰められていがちだということ。
それを忘れずに親になって子を育てられればどれだけ…というのは、往々にして後の祭りなのだけれど。が、だからこそ、こうした名作も生まれるのだし

http://intothewild.jp/

最後の画像に、衝撃を受けて、なんと気の毒な!と思うそばから、「しかしなんと羨ましい!」と思ったのです。
こういう人生もアリ…親としたらたまらんと、私の中の常識は言うのだけどね

人気ブログランキングへ↓
http://blog.with2.net/link.php?649573

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索