八月大歌舞伎のチケット取り損なって、仕方ないので代わりにシネマ歌舞伎を見て来ました。
これが大当たり。前回のように寝ることもなかったしw

まず、七之助のお露。清楚な中にも思い詰めたらとことん突き進む危うさも含んで、とてもよかったです。
吉之丞演じる乳母(おんば)のお米も、幽霊そのもの。怖いんだけど妙に愛嬌があって、お露を慕っている気持ちがよく出ていました

で、お目当てのw仁左衛門×玉三郎。長屋住まいの時の、貧しく疲れてどん底の夫婦っぷりがすごくリアルでした。玉三郎は、これが杜麗娘演った人か?ってくらい、やつれてて、でもちょっと喜劇の部分もある場面だったので、過剰な演技がまた、見事にはまっておかしくて。未だに小判を数える声が耳に残っています。
仁左衛門も下男の頃もいいんですけど、羽振り良くなってからの美男ぶりはホント、溜息が出そうでした

今回の一番の収穫は三津五郎。もちろん初めて見たわけですが、こんなに色っぽい人だったんですねぇ。
円朝のパートでの、客席への目配せとか羽織の紐を結ぶ指先とか、もっと言えば最初に出て来た船頭の、物言わぬほっかむりの後姿さえキリリとして、セクシーだったわぁ

http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/botandoro/

シネマ歌舞伎リバイバル決定だそうで、ああ、また見に行かねばー。
東劇好きだから嬉しい!とりあえず野田版以外はチェックせねば(ぉぃ)



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