昼の部も見たかったんだけど、都合のいい日に予算に合うお席が取れなかったので泣く泣く諦めました。
その分、前楽の夜の部、気合を入れて見ましたがいやはや!面白かったーー

前半の渡海屋はなかなか入っていけなくて、予習もしていなかったのでどういう話か全然わからなかたのを、宿屋の正体が分かって興味が出て来て、しかし「史実と違う?」と戸惑いつつ大物浦へ。
渡海屋がアレだったのは満腹だったのとw、いつも私は玉三郎のセリフでついつい眠くなってしまうのが(きっと生理的に波長がドンピシャなのだ)、典侍の局の凛々しさ悲しさに引き込まれて、そこへ吉右衛門の知盛の壮絶な芝居。
あの演技は凄かった。この幕で唯一アレ?と思ったのは、富十郎の義経…だって、義経ってどうしても若いイメージがあるのでw、でもそれ言ったら衣装も月代剃った侍もアレなわけで。そこんとこは見て行くうちに自分で折り合いをつけることができました、なんとかかんとか

後半は初めて見る菊五郎・菊之助親子共演、前半は期待していた通り菊之助がよかった。
吉野山でたっぷり踊りを堪能して幕間、売店が閉まるというアナウンスがあったので、3階から階段駆け降りて長い列に並んでご両人2ショットの写真を買って来ましたよ。
おかげで川連法眼館はちょっと間に合わなかったんだけど、こちらは菊五郎の縦横無尽ぶりに驚嘆。見ながら「60過ぎてるだろうに…」と思っていたんですが、67歳だそうで!凄い…歌舞伎ってこんなにハードなものだったんだなぁと、オペラグラスの中の汗まみれの顔を見て身が引き締まる思いがしました。
更にそれだけ動いているのに、ちゃんと狐のとぼけてキュートな感じが出ていたのはさすがだなぁ!

10月25日 夜の部
義経千本桜

渡海屋・大物浦
 渡海屋銀平実は新中納言知盛 吉右衛門
 女房お柳実は典侍の局 玉三郎
 相模五郎 歌六
 亀井六郎 種太郎
 伊勢三郎 尾上右近
 駿河次郎 隼人
 片岡八郎 巳之助
 入江丹蔵 歌昇
 武蔵坊弁慶 段四郎
 源義経 富十郎

吉野山
 佐藤忠信実は源九郎狐 菊五郎
 静御前 菊之助
 逸見藤太 松緑

川連法眼館
 佐藤忠信
 佐藤忠信実は源九郎狐 菊五郎
 源義経 時蔵
 静御前 菊之助
 亀井六郎 権十郎
 法眼妻飛鳥 秀調
 駿河次郎 團蔵
 川連法眼 彦三郎


歌舞伎座の夜の部は初めてでしたが、すっごいボリューム。
見ている方がコレなんだから、演じている役者さんは大変でしょうねぇ。
この日は楽しみにしていた鯛焼きが売り切れてちょっと残念だったんだけど、お芝居の方を満喫したのでおなかいっぱい。大満足でございました

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2009/10/post_48.html


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