一番注目したのは『野田版・鼠小僧』
個人的に野田秀樹にはあまりいい印象がなかったのですが、そこはそれ、確かにお芝居として面白く笑える場面も多々ありました。
でも、あんまり好きじゃないんだよなぁ。特にこの演目は勘三郎がいて初めて成り立つ、その存在感と熱演ぶりにはひたすら圧倒されるのだけれど、でもどっか、乗り切れなくて置いて行かれる疎外感に苛まれっぱなしでした。
それでも、七之助と扇雀の突き抜けたコメディエンヌっぷりは、とても気に入ったのですよ。キレイで面白い。すごい!

12月13日 夜の部
一、双蝶々曲輪日記 引窓
 南与兵衛後に南方十次兵衛 三津五郎
 濡髪長五郎 橋之助
 平岡丹平 秀調
 三原伝造 巳之助
 母お幸 右之助
 お早 扇雀

二、御名残押絵交張 雪傾城
 傾城 芝翫
 役者栄之丞 勘太郎
 芝居茶屋娘お久 七之助
 新造香梅 児太郎
 雪の精 奴 国生
 雪の精 景清 宗生
 雪の精 禿 宜生

三、野田版 鼠小僧
 棺桶屋三太 勘三郎
 お高 福助
 與吉 橋之助
 大岡妻りよ 孝太郎
 稲葉幸蔵 染五郎
 目明しの清吉 勘太郎
 おしな 七之助
 さん太 宜生
 與惣兵衛 井之上隆志
 凧蔵 猿弥
 辺見勢左衛門 亀蔵
 独楽太 市蔵
 番頭藤太郎 彌十郎
 おらん 扇雀
 大岡忠相 三津五郎


*引窓
 ちょっと地味なのでとっつきにくいのだけれど、最近になってやっと世話物の面白さがわかってきました。
今の時代にも十分通じる、実の、義理の、親子の情。本当に絵面は地味なんだけど、そんな中でもやっぱり、三津五郎は美しかった~

*雪傾城
 密かに一番楽しみにしていた演目。
おじいちゃまとお孫ちゃんたちの、美しい中にもどこかほのぼのとした踊り。
良い悪い上手下手じゃなくて、見られたことが縁起モン!みたいなw

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2009/12/post_51.html


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