七月大歌舞伎

2016年7月16日 歌舞伎
今月は私的に昼の部がメインだったが、夜の部は想定していたよりは、よかったかな、と。
荒川の佐吉、どうしても仁左衛門と比べてしまい、難なく癖なく演じているのだけれど、何かひとつ足りない感じ。
よくよく考えると足りないというより、猿之助の子への情愛が、父性と呼ぶには肌理細やかでまるで母親のようだった。よって普段なら客席から盛大に聞こえる啜り泣きも、少なかったように思った

歌舞伎十八番は申し訳ないが全く期待していなくて、景清の序盤ではうっかり舟を漕ぎそうになったが、最後の最後、大迫力の舞台に「これか!」とすべてが腑に落ちた。
荒事と世話物の現在の姿が一度に見られ、大変気分よく劇場を後にした

2016年7月16日 歌舞伎座 夜の部
一、荒川の佐吉

荒川の佐吉 猿之助
相模屋政五郎 中車
極楽徳兵衛 男女蔵
大工辰五郎 巳之助
お八重 米吉
絵馬屋重作 桂三
あごの権六 由次郎
鍾馗の仁兵衛 猿弥
丸総女房お新 笑也
隅田の清五郎 門之助
成川郷右衛門 海老蔵


二、歌舞伎十八番の内  鎌髭
  歌舞伎十八番の内  景清

鎌髭
修行者快鉄実は悪七兵衛景清 海老蔵
猪熊入道 市川右近
下男太郎作実は梶原源太 亀三郎
下男次郎作実は尾形次郎 九團次
下男三郎吾実は愛甲三郎 巳之助
下女お梅実は梶原妹白梅 尾上右近
下女お菊実は尾形妹園菊 米吉
下男四郎丸実は三浦四郎丸 鷹之資
うるおい有右衛門 市蔵
かわうそお蓮 萬次郎
鍛冶屋四郎兵衛実は三保谷四郎 左團次

景清
悪七兵衛景清 海老蔵
梶原源太 亀三郎
尾形次郎 九團次
愛甲三郎 巳之助
三浦四郎丸 鷹之資
阿古屋 笑三郎
岩永左衛門 猿弥
花菱屋女房おさく 右之助
秩父庄司重忠 猿之助


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